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  • 2017.12.20

理想のリーダー像は「ワンピース」のルフィ?!経営者が影響を受けた本

理想のリーダー像は「ワンピース」のルフィ?!経営者が影響を受けた本

マイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ氏に代表されるように、世に名だたる経営者に読書家が多いことは良く知られています。エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを提供する株式会社 経営者JPが行った読書に関する調査を元に、日本のビジネスパーソンの読書事情を探っていきます。

エグゼクティブ層の読書量は一般成人の4倍以上

株式会社 経営者JPが行った「読書に関する意識調査」によると、エグゼクティブ層の読書量は週に1冊、月2~4冊という結果が得られています。読書にかける費用は、5,000円から1万円という回答が多く、知識への投資を惜しまない傾向が伺われます。

一般的な人の読書量は平均して月に1冊といわれており、エグゼクティブ層はその4倍の本を読んでいることになります。エグゼクティブ層の中には年間1,000冊もの読書をこなすという強者もいて、日々の中で意欲的に本に接している様子が伝わります。役職別では、経営者クラスよりも幹部役員クラスの読書量が上回っており、読書への投資額も最も高くなっています。

またエグゼクティブ層の特徴として、若手時代から同程度の読書量があり、早いうちから読書が習慣化されている傾向があります。

読書内容としては、若手時代は実務ノウハウ書の人気が高く、年代が上がるに従って経営書の割合が増えていきます。さらに生き方を問う伝記や史実もの、小説、経営・マネジメントを原書で読む傾向も多く見られます。

本を選ぶ際に興味のあるテーマでは、働き方改革や生産に続き、文明論、社会学、哲学などが挙げられています。また、社会の変革に大きな影響を与えそうなAIやシンギュラリティについても、強い興味が感じられます。

人生でもっとも影響を受けた本は?

エグゼクティブ層がもっとも影響を受けた本として挙げている、ビジネス書のランキングは次の通りです。

1位 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー
2位 「マネジメント」」ピーター・F・ドラッカー
3位 「生き方―人間として一番大切なこと」 稲盛和夫


他のエグゼクティブに勧めたい一冊には、次のものが挙げられました。

・「人を動かす」D・カーネギー
・「HARDTHINGS」ベン・ホロウィッツ
・「LIFESHIFT」リンダグラットン、アンドリュースコット
・「経営者の条件」ピーター・F・ドラッカー
・「企業参謀」大前研一
・「ビジョナリーカンパニー」ジェームズ・C・コリンズ
・「ザ・会社改造」三枝匡
・「ゼロ・トゥ・ワン」ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ
・「道をひらく」松下幸之助

ビジネス書に関しては幅広い知見を求めており、窮状に陥った際の身の処し方や部下のマネジメントなどについて具体的な参考となる考え方、多様性や柔軟性をもった生き方を教えるものなどが注目されています。

人に勧めたい本では、今を生き抜くために知っておくべき知識や新たな視点など、本人が感心したり気づきを与えられたりした経験が、選出の理由となっているようです。

また小説・歴史文学のカテゴリでは、次のような本が挙げられています。

1位 「坂の上の雲」司馬遼太郎
2位 「竜馬がゆく」司馬遼太郎
3位 「海賊とよばれた男」百田尚樹


いずれも骨太に信念をもって生きた主人公が印象的な作品であり、人間としてありたい姿に共感や感動を覚えた書籍が選出されていると見られます。

人生でもっとも影響を受けた漫画は?

日本が世界に誇る漫画の世界では、単なる娯楽以上にさまざまな思想を読み取ることができます。エグゼクティブが人生に対して影響を受けたと感じる漫画には、次のような作品が挙げられました。

1位 「島耕作」 弘兼憲史
2位 「ワンピース」 尾田栄一郎
3位「スラムダンク」 井上雄彦


主人公の人生美学、行動に至る思考、チームワーク、人間関係、課題解決への行動力など、刺激を受け、感じ入る要素の多い作品が並んでいます。

影響を受けた漫画の主人公にも、上記で選出された作品が重なります。

1位 モンキー・D・ルフィ 「ワンピース」
2位 島耕作 「島耕作」
3位 谷口タカオ 「キャプテン」


情熱的でありながら冷静さを失わず、最後まで仲間を守り抜く姿や、苦境にあっても常に希望を持ち続け、突破口を開いていこうとする姿勢に理想のリーダー像が投影されているようです。

漫画という誰もが理解しやすいメディアを通じながら、得られるものはビジネス書にも負けていません。コミックやアニメが身近な存在であった現代のエグゼクティブたちは、本の種類についても柔軟な考えを持ち、そのときどきに自身が求めるものを適格に選びながら読書を楽しんでいるようです。

良い本との出会いは日々の読書習慣から

孫正義氏、柳井正氏もまた、読書家で知られています。彼らのビジネスマンとしての成功へのターニングポイントには、良書との出会いがあったといわれています。良い本との出会いはビジネスにも生活にも影響するもの。しかし、日頃から読書に親しんでいなければ、その出会いもめぐってきません。本から何かを得続ける人生は、他に並ぶもののないほど豊かです。愛読書となる一冊を探す、幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

出典:株式会社経営者JP(https://www.keieisha.jp/)
「エグゼクティブの読書に関する意識調査」
https://www.keieisha.jp/report/170929

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