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  • 2017.11.06

ストレスに負けない体はお風呂でつくる?体を整える入浴方法2つ

ストレスに負けない体はお風呂でつくる?体を整える入浴方法2つ

古くから温泉で体を癒してきた日本人にとって、入浴は身近な健康維持の方法です。最近の研究によると、入浴にはリラックス効果のほかにも、ストレス耐性を高める効能があることがわかっています。
正しい温度や入り方を知れば、毎日の入浴時間がストレスマネジメントにつながります。入浴の仕方を変えて、ストレスに強い身体をつくる方法を紹介していきましょう。

日本の「入浴」の歴史

まずは、風呂好きといわれる日本人の入浴の歴史について紹介しましょう。

日本のお風呂のルーツは、6世紀の仏教伝来にあります。身体を清める沐浴の教えから、お寺には「浴堂」が設置されていました。沐浴が七病を除き七福を得るということから、参詣者を入浴させたといわれています。

古来、風呂といえばサウナのような蒸し風呂を指しました。身体に蒸気を当てた後、垢をすり落とし、かけ湯をする方式がとられ、位の高い階級のみ使用できるものでした。庶民や階級の低い下級武士などは、行水で済ませていたようです。

安土桃山時代から江戸時代にかけて銭湯が登場し、庶民の憩いの場となっていきます。肩までたっぷりとしたお湯に浸かる文化は、この頃から始まりました。

自宅に風呂がある家は昭和に入るまではごく少数派で、庶民は銭湯通いが一般的なものでした。高度成長期以降、内風呂のある団地や住宅が建てられたことで、家に風呂がついていることが当たり前となっていきます。

ヒートショックプロテインを増やしてストレスを回復する入浴法

ヒートショックプロテイン(HSP)は、抗ストレス作用を持つ物質として近年注目を浴びています。その名の通りタンパク質の一種で、傷ついた細胞を修復するほか、疲労物質として知られる乳酸の発生を抑制し、免疫力をアップして病気から身体を守る働きも持っています。この物質が体内でたくさん作られると、ストレスに対抗する力が向上し、疲れにくくなるというわけです。

ヒートショックプロテインは熱による刺激で増産されるため、入浴は手軽に増やせる方法です。といっても、我慢できないほど熱いお湯に浸かるのは逆効果です。ヒートショックプロテインの増加を目的とするのであれば、体温が38度前後で保たれるよう意識します。40~42度のお風呂に20分ほど入るのが一般的な目安です。

ヒートショックプロテインの効果は1週間程度持続するといわれており、2日目がピークとなります。この入浴法で入りすぎると刺激に慣れてしまうため、効果を持続したいときは週2回までにとどめておきましょう。

大事なプレゼンの2日前に「ヒートショックプロテイン入浴」を行うなど、ビジネスのスケジュールに合わせる工夫をしてみると良いかもしれません。

自律神経を整えてリラックス効果を得る入浴法

江戸っ子は身をおけないほどの熱い湯に浸かって我慢強さを競い合いましたが、42度以上のお風呂では疲れがとれません。交感神経が高ぶり、身体全体が興奮状態となります。

緊張感をほどき、身体のすみずみまでリラックスするためには、副交感神経が優位になる40度以下の湯にゆっくりと浸かるのがおすすめです。血管が拡張して末端まで血液が循環するため、血圧が低下し、筋肉のこわばりがゆるみます。また、胃腸の働きを良くして消化力を助ける作用もあります。

仕事で緊張状態が続くと、血管が収縮し、動悸も速くなります。ぬるめのお湯に入ることで、全身から力が抜け、血液の循環により酸素が体のすみずみまで運ばれます。入浴によって疲れからくる頭痛や肩こりが緩和するのは、そのためです。

時間がないからといって、熱めの風呂にさっと入っても、疲れは抜けません。自律神経を整えてリラックス効果を高めるには、低めの湯温でのんびりと、が鉄則です。


仕事で高いパフォーマンスを上げ続ける人は、外部の刺激に負けないメンタルコントロールができているといいます。お風呂の入り方、お湯の温度の違いにより、得られる効果は異なります。毎日入るお風呂の知識を活かし、手軽なストレスマネジメントのひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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