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  • 2017.08.24

世界各国の生活習慣を知っておこう(第3回)

世界各国の生活習慣を知っておこう【ベトナム編】

世界各国の生活習慣を知っておこう【ベトナム編】

アオザイやフォーで知られるベトナムは、仏教国らしい穏やかさに満ちた国として人気があります。
北部、中部、南部の特色が、多彩な食文化にも表れ、観光地としての魅力も満載です。その国民性には日本人との共通点も感じられ、アジアの中でも特に親しみをもつ人が多いようです。

しかし、その国独自のマナーやルールを知らないと、思いがけないトラブルになる可能性もあります。旅行やビジネスで訪問する際、参考にしたいベトナムの生活習慣や文化、人気の日本製品について見ていきます。

気をつけるべきマナー違反とタブー

ベトナムは仏教国ですが、タイのような戒律の厳しさはあまり感じられません。
しかし、儒教の教えが根付いているため、社会全体が年長者を敬います。食事の際は目上に対して料理をすすめる、公共機関では進んで席を譲るなどの配慮が必要です。また儒教思想の影響により、女性の喫煙は好まれません。

ベトナムは国民に占める割合がもっとも多いキン族の他、53の少数民族からなる多民族国家です。それぞれに細かいルールやしきたりがあるため、都市部以外を訪れる際には事前に確認をしておくと安心です。

仏教以外に、キリスト教、イスラム教、カオダイ教などの寺院があり、観光として開放されていない宗教施設も数多くあります。観光ができる場合でも、仏教やイスラム教の寺院を訪問するときには、露出の多い服装を控えるなどの注意が必要です。

ベトナムの都市部はフランス統治時代の名残りから、レディファーストが基本です。女性の荷物を持つ、タクシーやエレベーターは女性を先に乗せるなど、日本人が忘れがちなマナーに注意しましょう。

もっとも気を付けたいのが、ホーチミン氏や政治に関する話題です。ベトナム統一の父、ホーチミン氏は尊敬の対象です。批判めいた発言は、一切タブーです。また、政治に関する話題も、公の場では避けるようにしましょう。

軍事関連、警察関連の写真撮影は禁止されています。
安易にカメラを向けないように、気を付ける必要があります。

食事やビジネスのマナー

日本以外の国の食事マナーで多いのが、食器に口をつけてはいけないということ。ベトナムでもどんぶりに口をつけるのは、マナー違反です。麺類を食べるときにも、直にすすらず、スプーンを使います。

お手拭きやおしぼりの使用は有料です。また、無料のお茶や水は、有料の飲み物を注文しないと出てきません。勘定は、各テーブルで済ませるのが一般的です。

ベトナムは日本と同じようにチップの習慣がありませんでしたが、最近は高級ホテルやレストランにおいては、欧米並みになってきています。4つ星以上のホテルや富裕層が利用する店では、チップを準備しておくと安心です。大衆食堂やタクシーなどでは、特にチップを渡す必要はありません。

ビジネスシーンにおけるベトナム人は、非常に勤勉で勉強熱心です。一方で、プライベートや家族を最優先する傾向があります。そのため日本人のように、長時間労働や残業を当たり前とは考えません。

オンとオフの切り替えがはっきりしているため、プライベートな時間には仕事の連絡をしないようにするのがマナーです。

ベトナムで人気の日本製品

日本製品はベトナムでも非常に人気があります。輸出の中心となっているのは、工業製品や化学製品ですが、最近特に大きな伸びをみせているのは、赤ちゃん用粉ミルクです。輸出額で見ると、2011年の2 億 3,000 万円から2015 年には 25 億円へと急激に増加しています。

背景としてはベトナム経済の高度成長に伴う、食の安全性への意識の高まりが考えられます。また、ここ数年の日本食ブームを受けて、抹茶味のスイーツがベトナム国内でブームとなり、緑茶の輸出額は4年間で20倍にも迫る勢いです。

意外なところでは、日本の魚介類へのニーズの高さが目を引きます。水産物の98%は、生鮮、冷蔵、冷凍の形態で輸出されており、ベトナムでの寿司の人気の高さがうかがえます。さらに海草、海ブドウなども着実に輸出量が増加しています。

ベトナムの女性に特に人気が高いのは、日本の美白対策コスメです。ベトナム女性の、白い肌への意識は高く、基礎化粧品から入浴剤まで、美白効果がうたわれる商品の需要は年ごとに増加しています。

美白に並び、ニキビ対策用のコスメも注目されています。高温湿潤な気候の中、急激なライフスタイルの変化から、ベトナムでもニキビに悩む女性が急増しています。

日本の化粧品に対する安全性と品質の良さには昔から定評がありましたが、高価なブランド商品を手にできる層は限られていました。しかし、ベトナムの個人所得は現在も上昇傾向にあり、日本の中小企業が海外販売に参入する機会は広がっています。こうした状況から、今後さらに日本の製品がベトナム人の日常に浸透していくことが期待できます。

ベトナムは日本人が親しみやすい共通点を持っている国

同じアジアでも、それぞれの国には独自の文化や習慣があります。
そうした違いに着目し、理解することは、ビジネスチャンスを得るための第一歩です。

日本人と共通する点が多いベトナムだからこそ、他国とはまた違ったアプローチの仕方があるかもしれません。
海外市場の中でも、ベトナムは日本にとって有望な取引相手です。ニーズを研究し、自社の商品とのマッチングを図ってみてはいかがでしょうか。

アリババジャパンプレス編集部

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