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  • 2020.09.14

英字新聞を読もう!

英字新聞を読もう!

海外進出を果たす上で、欠かせないのが英語スキル。英語に限らず「ことば」は生ものです。日々のニュースを見ていても、頻出する言葉のトレンドは移り変わっていきます。例えば海外からのゲストに社内を案内する際、「飛沫(ひまつ)感染」をすぐに英語で言えますか?(答えは最後にあります。)

最新の生きた英語を学ぶなら、英字新聞の購読は、大いに有効な手法です。そして、しっかりと英語を身に付けるなら、電子版やウェブサイトよりも、紙の新聞での宅配購読がお勧めです。

紙での宅配購読をお勧めする理由

なぜ紙の新聞の定期購読がお勧めなのでしょうか?読む習慣がつけられるから?毎朝届くことで、適度にプレッシャーがかかるからでしょうか?

実は「アクセス容易性」が最大の理由です。

「え?それって電子媒体の特性じゃないの?」と思った方もいると思います。
紙の新聞は、とにかく英文記事に到達するのが楽です。郵便受けから取り出した瞬間に、畳まれた状態でも1面の見出しや写真の一部が目に飛び込んできます。そのまま面を広げれば、部屋に戻るまでのわずか数歩のうちに、次の数本の記事まで目をやることも可能でしょう。とにかくラクチンです。スマホの操作より楽だと思いませんか?これは「一覧性」の特性にも支えられています。

次にあげるのが「携帯性」です。

「いや、それこそスマホの特性でしょう?」と思った方、携帯性とは外に持ち出すことだけではありません。家の中のどこでも、ベッドの上でもテーブルの上でも、畳に寝転がってでも読めるのは立派な携帯性の特性です。もちろん、英字新聞は家の外に持ち出すにも苦になりません。苦にならないどころか、颯爽と小脇に英字新聞を抱えて闊歩するビジネスパーソンの姿は、今も昔も変わらず国際派エリートを想起させる良いものです。

このように「アクセス容易性」「携帯性」に裏打ちされた、英文に接する際のストレスのなさ、これが紙での宅配購読をお勧めする最大の理由です。何よりラクでないと、続きません。そのラクさがモノとして毎朝届くところに意味があります。
おまけに、リアルなモノとしての英字新聞は、置かれた周辺の風景を一変させる力があり、なかなかのものです。自宅のお気に入りのテーブルに載せて写真を撮り、SNSにアップしてみたくもなります。

継続するコツと、記事を「自分ごと」にする方法

では購読を始めた英字新聞の、閲読習慣を長続きさせるコツは?

全部読まないことです。

「なんだそれ!」と思う方もいるかも知れません。
好きな記事、読みやすそうな記事だけを読むことです。マンガや風刺画だけでも良いです。決してもったいなくありません。これでいいのです。

とにかく毎日、英文紙面に目を通す習慣をつけることが最も重要です。116ページの英字新聞は3万語以上あると言われます。ちなみに「不思議の国のアリス」は約2.5万語、「ハリー・ポッター」1巻は約7万語、読み応えのあるペーパーバック1冊は約10万語です。ある日はほとんど全部の記事を数時間かけて読んで、その後1週間は何もしない、というような読み方よりも、1日記事1本でいいから毎日読む方が、はるかに学習効果は高まります。実は記事1本読む間にも、視覚にはそれ以外のさまざまな英字情報が飛び込んでいるのです。わずかな時間でも接触を継続させれば、それだけ大きな力が手に入ります。

そして、究極の接触とは?

スクラップノートを作り、記事を切り貼りしてみることです。

読むのが11本なら、切り貼りはもっと少ない本数でも構いません。
自分の業界に関するものでもいいし、もっと単純に、興味のある記事だけでも構いません。英字新聞は、読んでいるだけではただの「お客さん」です。記事を読むだけでなく、能動的に選択し、手を動かして切り抜き、ノートに貼り付けることで、一気にその記事の「当事者」になります。
だまされたと思ってぜひやってみて下さい。頭に入って来る英文情報の喰い付きが、圧倒的に変わってきます。

英字新聞を読もう!

「日刊」で「宅配」される「日本の」英字新聞は、
2紙しかない

英字新聞は大まかに2種類あります。The Wall Street Journalのような海外の新聞(の電子版)と、The Japan NewsThe Japan Timesのような日本の出版元が編集発行する英字新聞です。

お勧めは、日本の英字新聞です。

海外の新聞は、取り上げられるニュースが日本とは大きく異なることが多く、1面にあってもそもそも何を意味するニュースなのか探りながら読み始めることが多いです。もちろんグローバルな視点から、日本の事柄が、日本と全く異なる観点で報道されているのを読み取るのは、海外の新聞を読むことならではの醍醐味ではありますが・・・

その点、日本の出版元の英字新聞は、日本語の新聞が英字になっているようなものなので、そもそも何が書いてあるかが汲み取りやすく安心感があります。ここでもラクに読めるものを選ぶのが何よりです。
そして、「日刊」で「宅配」される「日本の」英字新聞は、2紙しかありません。

The Japan News =中級~上級者向け

The Japan News」は読売新聞社が発行する英字新聞です。
旧題号の「The Daily Yomiuri」という名前を覚えている方も多いでしょう。20134月に改題されましたが、創刊は1955年と長い歴史があります。読売新聞の英訳記事が豊富にあり、「英語で自分の考えを伝えるために役立つ紙面の提供」を編集方針の柱に据えているため、英字新聞の割にどこかなじみやすさがあります。ロイター、APなど提携する海外の通信社の記事に加え、米紙「ワシントン・ポスト」、英紙「ザ・タイムズ」からの特集記事もあります。

では、ビジネスパーソンに向けた「The Japan News」のおすすめポイントは?

1.日本語対訳記事が豊富

Editorial」(社説)は日々、英文・日本語訳の両方が隣り合って掲載されています。時事問題に関する英語表現をチェックするのに最適です。

2.日本文化や伝統を紹介する記事が豊富

火曜の「Delicious」面では、食に関する解説や簡単なレシピなど、水曜の「Detours」面では、日本各地の見どころや、歌舞伎や能、落語の専門記者のコラムがあります。金曜の「人生案内」も日本人気質の分析素材としておもしろいです。

【ここで裏技紹介!】大きめの公共図書館にある読売新聞の記事検索データベース「ヨミダス歴史館」や、ウェブ上の個人向け記事検索「ヨミダス・パーソナル」(有料)では、The Japan Newsの記事も検索でき、見出し一覧から日本語訳がある記事を簡単にピックアップできます。海外から来訪する取引先との懇親に、頻出の日本紹介記事は、英文・日本文両方を用意しておきましょう。

3.英語学習記事が充実

木曜・金曜の「JN Learning Lab」は、最新映画のワンシーンで学ぶ英会話コーナーや、海外特派員が気の利いた英語表現を体験談とともに伝える「特派員直伝 トラベル英会話」など、多彩な英語学習に特化した面です。日本語訳と解説が充実しています。

4.リーズナブルな購読料金

1か月3,665円。定期購読者はウェブ上の「週刊版」を読むことができるほか、記事の音声読み上げサービスを利用することができます。
※英字新聞の音声はあくまでも記事(書き言葉)を読み上げたものなので、実際の会話表現とは異なる点に留意しましょう。

The Japan Times =上級者向け

The Japan Times」は1897年、伊藤博文の支援を受けて創刊された日本最古の英字新聞です。
重厚な歴史ゆえ、海外の報道機関や在日大使館職員からも信頼が厚いといいます。2013年からはインターナショナル・ニューヨークタイムズとの業務提携で、「The New York Times」が別冊で付くようになりました。「The Japan Times」本紙は12ページですが、「The New York Times」は18ページあり、合わせるとかなりのボリュームとなります。

語彙はThe Japan Newsより難しく、日本語対訳記事などはありません。これは、The Japan Timesの記者が、邦文の英訳でなく英語で記事を書くことが主体であり、外国人のコラムニストと共に「外国人が読みたいもの、知りたいもの」をなるべく載せるようにしているという方針によるでしょう。

では、ビジネスパーソンに向けた「The Japan Times」のおすすめポイントは?

1.海外の記事が充実

日本で編集される「The Japan Times」と海外で編集される「The New York Times」、後者は当然ですが前者も海外の記事が充実しています。政治、国際情勢、時事の話題などを、海外と同じ目線で読むことができます。

2.上級者向けのボリュームと難易度

ネイティブに近い英語力を持つが、海外発行の英字新聞は少し難しいと感じるようなレベルの方には最適な選択肢となります。記事のボリュームが多く、The New York Timesは語彙の難易度も高いため、実力者には手ごたえ十分です。なおテレビ番組表や天気予報は、日本の新聞と同じ国内向けです。

3.難易度別の豊富なラインナップ

The Japan Times」には、週刊の「The Japan Times Alpha」(2018年にThe Japan Times STから改称)、また週刊タブロイド判の「The Japan Times on Sunday」という別ラインがあります。

前者は英語初学者を強く意識しており、ほとんどの記事は日本語訳がついています。ニュース自体は5ページ程度で、それ以外は学習者向けのコンテンツとなります。
後者は語彙の難易度等はThe Japan Timesとほぼかわらず、それを週刊タブロイドのボリュームに編成しなおした形です。

購読料は、それぞれ

The Japan Times /The New York Times(日刊)・・・1か月5,660
※定期購読者はThe Japan Timesのウェブサイトだけでなく、NYTimes.comNYTimesのスマートフォンアプリも利用可能。

The Japan Times Alpha(週刊、金曜発行)・・・1か月1,250

The Japan Times on Sunday(週刊、日曜発行)・・・@280円×1か月あたり宅配回数

です。

以上、いかがでしたか?
昨今は、在宅勤務のため自宅で過ごす時間が増えた方も多いと思います。
この機に英字新聞を購読して生きた英語を身に付け、あなた自身や自社の強みを最新の英語表現でアピールできるようになってはいかかでしょうか。

[答え:飛沫(ひまつ)感染・・・droplet infection]

渡辺 英史

渡辺 英史

株式会社プロデューサー・ハウス

PROFILE

ライター、コンサルタント
東京都中小企業診断士協会 城東支部所属。

福岡生、熊本育ち。上智大学卒業後、大手メディア企業に入社。広告マーケティング・調査、営業、企画開発・イベント運営、ウェブ記事配信、データベース事業等に携わる。現在は新聞系IT企業勤務。2020年中小企業診断士登録、有資格司書。


お問い合わせ先
株式会社プロデューサー・ハウス
Web:http://producer-house.co.jp/
Mail:info@producer-house.co.jp

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