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  • 2019.11.13

世界210か国に頼れるバーチャル駐在員!
海外在住フリーランサーとの業務マッチングサービスの使い方

世界210か国に頼れるバーチャル駐在員! 海外在住フリーランサーとの業務マッチングサービスの使い方

労働力人口の減少、消費市場の縮小が加速度的に進む日本では、グローバル人材の積極活用、海外への市場拡大が今以上に求められると予想されます。しかし多くの日本企業では、優秀なグローバル人材を活用し、順調に海外展開できているとは言いがたい現状があるようです。

そんな中、元日本留学生や外国に住む日本人など「海外在住フリーランサー」の力で労働力不足を解決し、日本企業が海外で活躍できる未来を目指して設立されたのがワークシフト・ソリューションズ株式会社です。

同社が提供するのは、海外の市場調査や翻訳、マーケティングなどを優秀なフリーランサーに直接依頼できるクラウドソーシングサービス「ワークシフト」。これから海外進出に挑戦する会社、海外進出しながらも人材不足に悩む企業が活用できるサービスです。今回は荒木 成則社長に、ワークシフトのサービス概要と具体的な利用方法を教えていただきます。

Q.「ワークシフト」とはどのようなサービスなのでしょうか?

ワークシフトは、経験とスキルを有するフリーランサー(プロフェッショナル外国人材)とクライアント(企業)をマッチングする仕事依頼サイトです。201910月現在、サイトには213か国11万人以上のフリーランサーの登録があり、クライアントと協働しています。

フリーランサーの属性として多いのは、過去、日本に留学していた外国人、外国に住んでいる日本人、日本企業の在外支店で働く方や日本語学校に通われている外国人の方々です。高い日本語能力を持つ方も2割ほどいます。

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当サイトの利用メリットは、海外業務にかかる費用と時間を大幅に削減できること。現地のフリーランサーとメッセージをやりとりして直接仕事を依頼できるので、日本にいながら海外のリアルな情報を入手したり、商品の販売戦略を立てるための材料を集められます。

すべての決済を日本円でできて為替リスクがなく、万一トラブルが起こった場合、準拠するのは日本の法律なので安心です。海外への発注でも、国内のフリーランサーへの発注と同じ要領でお使いいただけます。

Q.クライアントからはどのような仕事を依頼されるケースが多いですか?

一番多いのは調査業務です。今の時代、インターネットで何でもわかると思いがちですが、意外と現地メディアや日本ではチェックしづらいSNS上にしか出ていない情報もあります。

たとえば、MAを検討しているクライアントからの「A社の現地での評判を簡単なレポートにまとめてほしい」という依頼や、「B市で暮らす20代はどんなお店に行くか教えてほしい」「スーパーに何が並んでいるかスマートフォンで撮影して送ってほしい」といった案件もあります。

日本から社員を海外出張させるコストを低減できますし、言語が堪能な在住者だからこそ得られる情報があります。バーチャル駐在員的なイメージで活用いただけるので、販売パートナー候補の現地企業にアポイントをとってほしいといった依頼もありますね。

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次に翻訳です。最近はGoogle翻訳なども精度が上がってきているので、依頼が増えているのは短納期の多言語翻訳。当サイトなら、得意言語が違う複数名のフリーランサーに同時に依頼ができます。

私自身、なるほどと感心したのは「商品のプロモーション映像のモニター募集」という依頼でした。日本で制作した画像を現地の感覚で確認してもらう仕事です。文化が違うことで大切なポイントが伝わらなかったり、映像によっては不快に感じられてしまうことすらあります。フリーランサーの多くは日本文化にも関心が高いので、自国との差を意識しながら適切なアドバイスをしてくれると思います。

Q.ちなみに、今までにびっくりするような仕事依頼はありましたか?

印象に残っているのは「地球上に、電気が届いていなくて200名ほど人が住んでいる島はないか調べてほしい」という依頼ですね。バイオマス発電機を設置したときに、電気のない島の生活がどう変化するかの実験という壮大な話だったのですが、東南アジア各国に聞いても「どこも電化済み」と言われて途方に暮れていたそうです。

しかし、ワークシフトで情報を募ったところ、すぐに「某国のあの島は、人がいるけど電気が来ていないはずだ」と教えてくれるフリーランサーがいたんです。業務と言えるのかわからないほどあっという間に答えが見つかりましたが、依頼主はとてもよろこばれていました。

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Q.実際に仕事を依頼したいときはどうしたらいいですか?

仕事の掲載前に、候補のフリーランサーを検索することもできます。経歴や評価をチェックして、良さそうな方にメッセージを直接送って交渉できます。この方法のいいところは、チェックしきれないほど大量の応募が来たりしないこと。サイトには、仕事内容を選ぶと多国語で依頼ができるテンプレートを準備しているので、簡単に依頼の文章ができあがります。登録している人の殆どが英語ができるといっても過言ではないので、日本語の依頼文を機械翻訳ではありますが簡単に英文にすることもできます

検索してもどの人が良いのか判断難しいという場合は、当サイトに依頼したい仕事の内容を掲載するところからスタートできます。掲載は無料です。掲載されると、その仕事に関心を持ったフリーランサーから提案と見積りが届くので、提案内容や見積もり金額プロフィールなどを見て、メッセージを直接送り確認をしてから依頼先を決めていけます

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Q. ここが強み!というポイントは何ですか?

フリーランサーのアウトプットの質が高く、クライアントから高く評価されていることは強みです。約7割の仕事で満点評価をいただいています。フリーランサーのプロフィールにはクライアントからの評価が☆の数で表示されています。フリーランサー側もこの評価を落とさないように頑張ってくれる方が多いので、さらに質が向上している印象です。

優秀なフリーランサーを見分けるポイントはプロフィール。学歴や職歴、資格などきっちり書き込まれている方は安心だと思います。たまにいるのですが、それらを一切書かず「YesI can do that!」一言みたいな方はまず対象外にしていいと思います(苦笑)。あとは、クライアントからいただく☆の評価、メッセージを送った時のレスの速さや質問への正確な返答も判断基準になりますね。

余談になりますが、フリーランサーの中には、日本で働きたかったが採用に至らず帰国された留学生や、海外の大学准教授や外務省職員という方もいて大活躍されています。世界には、学歴も高く優秀で、日本企業と働きたい方がこんなにいるんだと驚かされると同時に、多くの日本企業が外国人の活用に消極的だったことをもったいないと感じてしまいます。

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Q.仕事を依頼する際に注意すべき点を教えてください。

所得水準は国によって差がありますが「海外イコール国内より低価格」という感覚はなくした方がいいと思います。発注金額が相場より安すぎると、先ほどの「YesI can do that!」氏が応募してくる恐れがあるので(笑)。

ただ、発注金額の設定は迷いますよね。当社では、フリーランサーの発注に慣れるまで、発注金額をやや高め・幅は広めに設定することをおすすめしています。やや高めにしておくと、高評価のフリーランサーが集まってアウトプットの質も高まりますし、発注機会が何度かある場合は、集まった応募者を「未来のパートナー候補」としてチェックしておくと人材探しの手間を省くことができます。幅広の設定をおすすめする理由は、応募者が出してきた見積もり金額から相場が見えてくるというメリットからです。

もうひとつ、発注時に業務範囲を定めておくことは重要です。日本人は手厚いサービスに慣れているので、報酬はそのままに業務の追加をしがちです。例えば、会議中の通訳を頼んだのに、ホテルから会議場までのアテンドまでお願いしたりするのはトラブルのもとです。「自分ならそのくらいついでにするよ」という感覚は、海外の方にはあまり受け入れられない印象です。

Q. 今後どのようなサービス拡充が期待できるでしょうか?

どんなにニッチに思われる商品でも、世界中に目を向けると意外なところに需要があるというケースを見てきました。優秀な海外在住フリーランサーと協働し、日本企業がもっと気軽に海外進出できるようこれからもお手伝いをしていきたいです。

この先は、日本企業と海外人材のマッチングも考えています。これまで仕事の受発注が活発に行われる中で「このフリーランサーに社員になってもらいたい」という希望を持たれる企業や、「日本企業で働きたい」と希望するフリーランサーも出てきています。ネット環境があれば、海外在住のまま社員として働いてもらうことも可能です。仕事だけでなく人材のマッチングを通して、日本企業がさらに元気になるための支えになりたいですね。

ワークシフトの詳細はこちら

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