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  • 2017.12.25

いま越境ECで注目すべきは台湾?日本の企業がもつ優位性とは

いま越境ECで注目すべきは台湾?日本の企業がもつ優位性とは

消費が伸び悩む日本国内の現状を海外進出によって打破しようと、越境ECに取り組む企業が増えました。なかでもいま注目を浴びている国のひとつが台湾です。ここでは、台湾のEC市場の現状と日本企業の優位性について紹介します。

成長が見込まれている台湾のEC市場

台湾の資訊工業策進会によると、台湾における電子商取引(EC)市場は2008年から2015年までの平均伸び率が約20%と高い成長率をみせています。市場規模は2015年に約2兆8,800億円に達し、今後も成長が続くことが見込まれています。

EC市場が発展した背景のひとつに、スマートフォンの急速な普及があります。台湾ではスマートフォンの利用時間が長く、観光地や公共施設には無料のWifiが設置されるなど、多くの人があらゆる場所でスマートフォンから情報を得ています。その結果、買い物や飲食といった消費行動にECサイトが利用され、市場拡大を後押ししているとみられています。

EC市場でとくに人気となっているのはデジタル家電ですが、最近では化粧品や衛生用品、交通チケット、レストランのクーポン券なども利用者が増えています。

参入障壁が低い?台湾ECのマーケット動向

越境ECで注目されることが多いのは市場規模が大きい中国ですが、さまざまなリスクもあるため、とくに初めて海外進出する企業では苦戦するケースも見受けられます。台湾は日本の企業にとって越境ECの参入障壁が比較的低いことも注目を集める理由となっています。

そのひとつに、親日家が多く、日本ブランドの人気が高いことが挙げられます。台湾では商品の質や安全性への意識が年々高くなっており、日本製品の品質への高評価が背景にあるようです。そのため、日本でしか入手できない製品を代理で購入する「代購」というサービスを専門的に行う業者もあるほどです。こういった日本製品の人気の高さから、2009年に楽天市場が台湾のEC市場に参入し、女性を中心に人気を集めています。

また、越境ECでは法的にクリアしなければならない項目が多くあり、さらに、市場を確保した後も新たな法規制に対応しなくてはならない場合が少なくありません。その点、台湾は他のアジア諸国と比較して関税などのルールが安定しており、リスクを低く抑えやすい点も魅力といえるでしょう。日本のチェーン店が積極的に台湾に出店しているのも、こうした観点があるのかもしれません。

広告展開ではスマートフォンの利用率の高さから、WEBが有効とされています。なかでも台湾ではFacebookの利用率が高く、EC市場においても大きな影響を与えています。そのため多くの企業がファンページを設置し、積極的な情報発信で広告効果を高めています。

コンビニ活用が主流!?台湾の決済や物流事情

台湾のEC市場には、特徴的な点がいくつかあります。たとえば、決済方法として多く支持されているのは、コンビニエンスストアの活用です。台湾は、世界的にみてもコンビニ密集率が高い国といわれ、日常のさまざまな場面でコンビニが利用されています。

セブンイレブンやファミリーマートといった日本でおなじみのコンビニも進出しており、システムが確立されているため、ECサイトの支払いにコンビニ払いを選択する人が多くなっています。ただし、決済に関しては、後払い決済システム「後付款」が登場したこともあり、今後は変化が起こる可能性もあるでしょう。

また、商品の受け取りに関してもコンビニを利用する人が多くいます。台湾では共働き世帯が多く、好きな時間に受け取れるコンビニの利便性が高いことも理由のひとつかもしれません。このコンビニ受け取りサービスを充実させ、注文から3~6時間後に商品を届けるサービスなどを行っている企業もあります。

まとめ

越境ECでは中国など巨大マーケットが注目されがちですが、リスクや参入障壁を視野に入れることも大切な要素です。台湾は高い消費意欲を背景に市場規模が拡大していること、日本製品への信頼が厚いことから、今後注目したい国です。初めての海外進出では、これらの観点も踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。

アリババジャパンプレス編集部

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