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  • 2017.10.19

中国で進化するシェアリングエコノミー、デリバリーサービスに注目

中国で進化するシェアリングエコノミー、デリバリーサービスに注目

近年、世界中で注目されているもののひとつに、「シェアリングエコノミー」があります。日本でもシェアハウスをはじめ、車や高級バッグ、個人のスキルを共有するといったビジネスが拡大しつつありますが、中国ではさらに進んだビジネスが台頭しているのをご存知ですか。多くの人の生活に入り込んでいるだけでなく、投資家たちも急成長分野として注目しています。

ここでは、中国で進化を遂げている新サービスと、その背景にあるスマホ利用の現状から、中国の最新ビジネスの動向を紹介します。

乗り捨て自在!自転車や車をシェアリング

中国で急増しているもののひとつに、シェアリングバイク(自転車)があります。参入企業は20社ほどあると言われており、最大手は「ofo」と「Mobike」の2社。すでに30都市以上でサービスがスタートし、200万台以上が投入されています。

日本でも、シェアリングバイクを見かけます。利用に際しては利用料や保証金が必要で、その支払いに電子マネーやクレジットカードを活用する点は共通です。ただし、大きく違うのが乗り捨て方です。

中国では、駅前はもちろん、コンビニ前や交差点、自宅前など、どこでも乗り捨て可能です。自転車の位置情報は、スマホアプリで確認することができ、登録者であれば誰でも利用できる仕組みです。解錠は、自転車に設置されたQRコードをアプリで読ませたり、利用開始時にダイヤルロックのナンバーがスマホに送られてくるといった仕組みで対応しています。

利用料の支払いはアプリで完了でき、利便性が高いことも利用者が爆発的に増加している一因でしょう。自転車の投入台数が最も多いといわれる上海では、「探さなくても自転車が見つかる」といわれるまでになっています。

また、車のライドシェアサービスの「滴滴出行」も利用者を拡大中。中国版Uberとも呼ばれるサービスで、自動車の相乗りをマッチングします。登録ユーザー数は3億人を超えており、都心部では欠かせないサービスとなっています。

今いる場所に格安で届けてくれる「出前」アプリ

出前に関するサービスも注目を浴びています。なかでも利用者が急拡大しているのが「饿了么」。出前対応する飲食店とユーザーを仲介するサービスで、配達人のマッチングも一括して行うのが特徴です。

ユーザーは、スマホやパソコンから専用アプリを使って飲食店にオーダーします。GPS情報を使って配達を行うため、好きな場所で受け取ることができます。配達料金は100円程度のことが多く、有料会員になれば無料となります。

このサービスの特徴は、配達人も多数登録されており、案件ごとにマッチングも行っていることです。配達人はデリバリー情報を見て立候補できる仕組みで、店舗から手数料を受け取ります。

もうひとつ、出前に関するサービスに「回家吃饭」があります。これは、料理が得意な一般の人が作った料理を指定の時間に届けるサービスで、CtoCに特化しています。家庭料理を食べたい人を中心に、利用者が拡大しています。

文化や社会的背景の違う中国では、日本では考えられないようなサービスが多く登場しています。また、Uberのような世界中でイノベーションを起こしている企業を排除しながら、独自にサービスを開発しているのも注目すべき点だと言えます。

スマホ決済の普及により加速する新しいビジネス形態

中国のシェアリングエコノミーサービスやアプリの進化は、スマホ決済の普及と切り離せない関係にあります。スマホ決済は日本より幅広く使われており、カフェ利用や日常の買い物で使うのはもちろん、友人との割り勘や借りたお金の返済など個人間のやり取りにも使われています。

この背景には、中国で販売されている格安スマホの普及や通信料の安さなどがあるでしょう。中国都市部のスマートフォン保有率は90%を超えており、タブレット保有率は日本の3倍にもなります。スマホ決済でなければ利用できないサービスも増えており、今後は、ますますスマホが生活に不可欠な存在となっていくことでしょう。

今後は、中国初のビジネスモデルが世界中に広がることも予想されます。そこには、日本にはないビジネスチャンスが眠っているかもしれません。

中国の最新ビジネス事情から可能性を探ろう

スマホ決済の利便性が、中国国内のさまざまなサービスの普及を加速させたという見方がある一方で、CtoCのサービスが進化する土壌もあることが指摘されています。14億人という世界最多の人口を抱え、経済大国のひとつとして世界を席巻する中国は、市場拡大を考える上で魅力的な存在。中国へのビジネス進出を考える際には、ぜひ多角的な視野でサービス分析を行ってください。

アリババジャパンプレス編集部

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