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  • 2017.09.19

脳科学からみた効率的なビジネス英語の習得方法とは

脳科学からみた効率的なビジネス英語の習得方法とは

楽天の三木谷氏が社内公用語を英語にした効果については、一定の評価の声を聞きます。
さまざまな業界で国内需要の伸び悩みが予測される今、英語の必要性はもはや否定できません。

しかし英語に対しての苦手意識がぬぐえない、学ぶ時間をとれないという経営者は依然多いようです。
ビジネスに必須とされる英語を、脳科学的アプローチから学習する方法を紹介していきます。

ビジネスに必要な英語とは?

日本人は学校での英語教育の後遺症からか、「試験英語」にとらわれ過ぎているといわれます。
すべてにおいて文法が正しくなければ恥ずかしい、と無意識のうちに力が入ってしまうのではないでしょうか。

ビジネスシーンでは「聞く・話す・読む・書く」のうち、重要視されるスキルが状況によって異なってきます。
同じ話す力であってもサービス業であれば会話が盛り上げられるような対話力、会話や交渉が必要な場面ではより正確な聞き取りと誤解のないように伝えられる力が求められます。

現在、ローカルの中小企業で売り上げの伸び率が著しい海外向けECサイト運営では、顧客やパートナー企業とのやりとりのほとんどがメール中心です。
初めのうちはテンプレートなどに従った形式的なもので何とかこなせても、次第にそれぞれのシチュエーションに合わせて応答していかなければなりません。
英会話よりも優先されるのは、しっかりとした読み書きのスキルということになります。

ビジネスで英語を使うとなると、正確な文法で会話が流暢にでき、ビジネス文書も完璧に作成できなければ、という思いばかりが先走ります。
結果、ハードルが上がり過ぎて、何も身につけられないままリタイア、という例は多々あります。

すべてを一気に会得しようとせず、自分の事業の中でもっとも重視されるビジネスシーンを見極めること。そこで必要なスキルから学習をスタートするのが、習得への近道となります。

まるごと暗記がじつは近道?脳の仕組みと英語力向上の関係

「丸暗記」で英語が話せるようになるというと、大概の人は信じないようです。
長いこと、丸暗記は応用がきかず、結果として「英語で話せるようになるわけがない」と考えられてきました。


しかし最近の脳科学によると、脳の情報処理では、「脳は暗記をしながら理解を進めている」ことがわかってきたといいます。日常会話によく使われる定型フレーズを蓄積し、そこから一定の規則性を見出して組み合わせを作り上げていきます。
文法などのルールが先にあるのではなく、何度も使われていることばの組み合わせによって言語を覚えているのです。

日本人が日本語を話すとき、日本語の文法を理解しながら会話をしている人はおそらく皆無です。
そのようなことをしたら、自然な発話になりません。
英会話を学習するにあたっても、同様のことがいえるのではないでしょうか。

特にビジネス英語の場合は、定型表現が多くを占めます。フォーマルな物言いほど、その傾向が強くなります。
ビジネス上の英会話を習得する方法としては、ビジネスでよく使われる定型フレーズを脳内に蓄積していくのが、効率的であり有効な方法と考えられます。

記憶力を高める学習方法とは

次に脳科学の角度からみた記憶力向上への、実践的なアプローチ方法を見ていきましょう。

●記憶の忘却曲線を意識して復習
脳科学の研究では、ひとつの記憶について海馬が保管する期間は長くて1か月といわれています。
自然に記憶が消されてしまう前に、反復的に記憶を新たにすると長期的に保存されることが明らかにされています。

エビングハウスの忘却曲線という実験結果から得られた理論によると、もっとも能率的な復習方法は間隔を取りながらの反復です。
学習から1週間以内に1度、その復習から2週間後に2回目の復習を実施します。
そしてさらに2回目の復習から1か月後に、3回目の復習を行うことで記憶が強く定着していきます。

●就寝前にインプットした情報は覚えやすい
記憶は睡眠と密接な関わりがあります。新しいことを記憶した日は、6時間以上の睡眠をとらなければ、記憶は短期間のうちに消えてしまうといわれています。

特に脳は眠る直前の情報を中心に整理するため、睡眠前の15分の学習が重要となります。
もっとも覚えたいフレーズや単語は、寝る直前にインプットしてみるとよいでしょう。

●毎日継続することで記憶が強化される
脳では眠っている間に情報が整理され、高度化するレミニセンス(追憶)という現象が起こります。
その場で理解できなかったことが、睡眠後にはすっきりしたというのはそうした理由からです。
英語を習得するためには、まとめて数時間勉強するのではなく、短時間でも毎日継続した方が効率良く学べます。間に眠りが入ることで、脳が正しく整理してくれます。

●アウトプットで記憶を定着させる
よく「人にわかるように説明できれば、理解は完璧」といわれます。
英語もアウトプットすることで上達に拍車がかかります。ビジネス上の会話を、外国人に説明すると想定したらどうでしょうか。
日本人同士の仕事のやり取りを英語に訳すのは、かなり難しい部分もありますが、言い回しの学習になることは間違いありません。

テキストを暗唱し英語の定型フレーズが身についてきたら、それをさまざまな日常シーンに振り分けていくと理解と記憶の定着に役立ちます。
恥ずかしがらず、どんどん声に出さなければ言語は機能できません。


テキスト、音声、動画、メディアなど英語の教材は山のように手に入る時代です。
しかし、どうやっても英語が身につかなくて悩んでいるビジネスパーソンは多いようです。
多忙のせいにしていては、いつまでたっても状況は変わりません。
これまで何度も挫折したという人こそ、脳科学的アプローチによる効率的な学習方法に注目してみてはいかがでしょうか。

アリババジャパンプレス編集部

アリババジャパンプレス編集部

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