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Alibaba.com 成功企業に聞く

人を一番大事にしながら売上も伸ばす(旭商工株式会社)

人を一番大事にしながら売上も伸ばす(旭商工株式会社)

旭商工株式会社は大阪をはじめ関西一円の工場に生産財を卸している機械工具商社だ。

もともとは対面の営業で顧客を広げてきたが、インターネットモールへの出店を始めたことで全国から引き合いが増えた。またAlibaba.comに出展してからは、世界中から問い合わせが入るようになり、2年間で海外年間売上を2億円まで成長させている。

海外への新規顧客開拓を主導したのは白井章次部長。国内の営業をずっと担ってきたが、世界で戦う時代が来ると、移動時間に英語をコツコツ勉強していた。Alibaba.comへの出展は、「是非やらせてほしい」社長に頼み込んで始めたのだが、始めて半年間は成果が出なかった。プレッシャーは感じたが、社長が海外事業を長期的な戦略として考えていたこともあり、こつこつとバイヤーとの関係性を積み上げ、現在ではASEANを中心に30〜40社のバイヤーと取引がある。

会社として海外売上の目標は立てていないが、現在5名いるメンバーの中で「今月はここまでやろう」という自主的な目標を立て、達成に向けて全員一丸となって動いている。メンバーの中での業務分担も特に設けていない。それでも誰かに業務が集中したりすることもない。個人個人が考え、自主的に動いているそうだが、これには同社の社風に理由がある。

人を一番大事にしながら売上も伸ばす(旭商工株式会社)

「社長は人や文化が企業を作っていくと考えており、人を一番大事にしています。それは社員全員が共感していると思います。1人が頑張って達成するのではなく、みんなで協力して頑張って売上を達成すれば、共感度や嬉しさが違うと思うんです。」と白井部長。

オフィスに伺って、まずそのスタイリッシュなデザインに驚く。社員に気持ちの良いオフィスで働いてもらいたいという想いで、社長自ら家具や壁紙を選びレイアウトを作ったのだそうだ。社内を歩いていても、社員の方がとてもいい笑顔で挨拶してくれ、この会社で働くのが楽しいのがよくわかる。

そんな社風は、海外からの問い合わせ対応にも現れている。受け取ったメッセージには素早い対応をし、顔文字を使ってフレンドリーに接することも意識している。

最後にインターネットや海外展開を迷っている方へのアドバイスを聞いた。

「とにかく始めてみることです。ただ、インターネットや海外にチャレンジすることはリスクも覚悟しなければならない。そのときに10年後、20年後にどういう会社にしていきたいかというビジョンを見据えて事業を始めることが大事だと思います。」

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