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高品質な化粧品・健康食品で人々の暮らしを豊かにしたい(パネルジャパン株式会社)

高品質な化粧品・健康食品で人々の暮らしを豊かにしたい(パネルジャパン株式会社)

台湾の商社「パネルグループ」のひとつであるパネルジャパン株式会社は、化粧品や健康食品の原料の販売、OEMでの製品開発を主に行う会社だ。2011年、円高や震災の影響で苦しい日本の状況を案じ、立ち上げられたが、もともとは母体であるパネルグループが扱う電子材料の輸出を代理で行っていた。

社長を任されていた周 子仁氏が、他に扱える商品はないかと模索している中、街中のドラッグストアで海外からの旅行者が日本の化粧品や健康食品を買っている様子を目にする。「高品質で安全な日本の化粧品・健康食品は必ず売れる」と確信し、すぐに化粧品原料を扱う展示会に足を運んだという。

ただ化粧品や健康食品については全くの素人。大手メーカーに「商品を卸してください」と伝えたものの、本気にされず笑われたのだそうだ。実績を作るために高価格の原料を買い付け、着実に販売することで信頼を勝ち取り、今では140種類もの原料を取引しているという。

当初、販売先はグループの母体がある台湾や中国の一部にとどまっていたが、さらに販路を広げるため、アリババへ入会を決めた。原料の膨大な日本語資料を1年かけて英語に翻訳し、製品ページを掲載した。今では37か国と取引を行い、毎月の有効問い合わせも230件ほどあるという。

高品質な化粧品・健康食品で人々の暮らしを豊かにしたい(パネルジャパン株式会社)

成功の秘訣は、「ハードな勉強と先回り対応」に尽きる。顧客が悩んだり困ったりしそうなことをあらかじめ調査しておき、先に説明しておくことで、スムーズに取引が進むという。周社長は簡単なことのように言うが、国ごとに異なる規制や必要書類を調べあげ、的確に提供するのは相当な勉強が必要である。その学びの姿勢はOEM事業を行うにあたっても生かされている。化粧品や健康食品の成分や配合などは、論文を読み込みすべて一から勉強した。

現在美容・健康事業の売上は2億円だが、10億円まで伸ばすことが目標。その鍵はOEMが握っていると考えている。OEM製造で自社ブランドを立ち上げる顧客のコンサルタントとなり、企画や製造元との交渉、言語や物流、金融など総合的にサポートすることで売上10億を目指す。

オフィスにはあちこちにシールの貼られた世界地図と化粧品や健康食品が並ぶ棚がある。
シールをもっと増やしたいし、棚にももっと商品を並べたい。それらを眺めるのが夢だという周社長の目には、思い描いた通りの光景がすでに見えているに違いない。

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