アリババクラウド、日本に2か所目となるデータセンターをオープン
アリババグループのクラウドコンピューティング部門は、日本に2か所目となるデータセンターを立ち上げた。
Alibaba Cloudの1月10日の発表によると、従来の処理速度を大きく超える25Gネットワークインフラストラクチャと、機械学習に必要な高速のグラフィック処理を可能にするGN5インスタンスなど、最先端の製品を提供するという。
データセンターが2か所になることで、アリババクラウドの一連のサービスは、Eコマースやゲーム、メディア、製造業、IoTなどの分野で活用できる、エラスティックコンピューティング、画像検索、データベース、ストレージ、ネットワーキング、サーバーロードバランサー、セキュリティおよび災害復旧サービスなど50以上の製品に拡大される。
「当社の製品や機能をさらに拡大することで、日本におけるお客様のデジタルトランスフォーメーションおよびイノベーションプロジェクトをサポートできることを非常に嬉しく思います」
アリババ・クラウド・ジャパンのゼネラルマネジャー、ユニーク・ソンは、次のように述べる。
「世界中で最も成熟した市場の1つである日本に対する、献身的な取り組みの証です。私たちは、地元のパートナーや開発者コミュニティと共に、日本のお客様だけでなく、日本のクラウドサービスから利益を得ることができるグローバルクライアントに、一流の技術、検証済みソリューション、そしてゆるぎないサービスコミットメントを提供したいと願っています」(Alibaba Cloud Japan GM:Unique Song)
2016年に、Alibaba Cloudは日本の大手ソフトバンクと提携し、日本でサービスを開始するための合弁会社SB Cloudを設立、Alibaba Cloudとして最初のデータセンターをローンチした。
Alibaba Cloudは、世界を複数のエリアに分割し、アベイラビリティゾーンを広げており、
それぞれのアベイラビリティーゾーンにはそれぞれデータセンターを設置している。
今回のローンチにより、現在、Alibaba Cloudは世界19地域に56のアベイラビリティーゾーンを持つことになる。
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